2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

彼らは戦争でナニを「守る」のか

これまで遭遇したネトウヨ、じゃなくて安倍信者に、自分らの生活や自分らの住む町、仲間、家族のことを鑑みてものを言っている人がひとりとしていない。というのは結構ショックだったりする。 軍需でひともうけ、と、狙いがはっきりしている政治家や経団連周…

奢る平家も久しからず

いよいよ来るべき時が来ちゃったってかんじ。本当になんとかしないとマズイです。 慶応のインタビューとか大手マスコミ内定者パーティとかのニュースを見るにつけ、やはりポイントは選民意識であるように思う。いわゆる上流の連中に育てられた子らの「下々」…

ひとつの神が生まれた場所

新車購入記念に震災メモリアルパーク中の浜に行って来た。 http://f.hatena.ne.jp/dek_nobo/%E9%A0%86%E5%BA%8F%E9%80%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82/ (写真の並び順が逆になってしまっているので「古い順」にした上でご覧ください。) 岩手県宮古市。田老と…

お祭り騒ぎでナニが悪い

安倍がいよいよトンでもないこと決めようとしてるって時にそれか、みたいなTLに頭痛が痛い。最初から女性差別の問題として捉えてはいなかったセクハラ野次の話だ。差別についての問題提起を続けて来た人にとってはおいらなんざ一時期流行ったにわかサッカー…

週明けが怖い。

今週の勤め先が結構ヤパい状況だった。認知症が突然進んだ利用者様が二名。片方はデイサービスの中でもみなのムードメーカー的な方だったため他利用者の動揺は大きい。認知症の進行の要因として失敗経験、マイナス思考、失望などがあることはどこまで本当か…

「国を守る」というきれいごと。

集団的自衛権について消化し損ねている。少なくとも「オレが生きてる間に歴史に残るような大事件が起きて欲しいなあ」みたいな中二や「他国が戦ってるのに自分らだけ高見の見物って許されるの?」みたいなネトウヨ(じゃなくて安倍信者)を説き伏せるだけのイ…

思考のための営み

夏至の頃どうしても読みたくなるのが岩明均の「七夕の国」。夏至なのになんでこれなのかはマア、読んでみれば分かること。 ある秘密を知ってしまい、苦悩しつつも共有する田舎町。その秘密に迫ろうとする研究者、そしてそこで起きる奇妙な出来事に関わりを持…

「セクハラ野次」への抗議にあれだけの署名が集まる事実

どうせこうなるんだろうなと思っていたら案の定「たかがヤジで」「彼女がブスならどうだった」みたいな話がわんさか湧いている。あまりの予定調和ぶりにアクビが出た。こうやって論敵?があまりにアホだ、という感触とともにネット論客は上から目線のサロンd…

なんのための言論か

NewsWeek日本版の「「反差別」という差別が暴走する」なる記事で起きた騒ぎ。しばき隊周辺にごにょごにょ言ってるのは十中八九言論大好きっ子なわけだが、その言論はしばき隊みたいに誰かを一人でも悲惨から掬い上げることができたか?という一事に尽きると…

デモの「暴力性」

週末の安倍やめろデモで「怖くて途中で抜けた」という数人のことが引っ掛かっている。なんかとてもうまく言える気がしないのだが、自分の頭の整理のために書いてみようと思う。あらかじめ断わっておくが、私は抜けたという数人への面識はもちろん悪い感情も…

「最後は金目でしょ」

放射能関連の報道で、例えば斑目発言があれほどに叩かれたのに石原某のゲス発言がそれほど問題とならないのは、斑目の時は日本全国にフクシマへのシンパシーがあったこと、今はないことが関係しているはずだ。同じかそれ以上にゲスな石原発言と斑目の扱いの…

明治三陸地震の日

1896年の今日、明治三陸地震が起きている。これは震災後大フィーチャーされた昭和三陸地震(1933年)ではない。「三陸大津波」と聞くと明治のそれであることが多いが、結構昭和のと混同されていたりもするから注意。 明治で死者行方不明者2万1959人、昭和で306…

「嫌なら日本から出て行け」論(苦笑)

なんだかさっき自分のTL眺めててネトウヨの常套句である「嫌なら日本から出て行け」についてのクソマジメな考察してる人を発見し、困ってしまった。 そんなご立派な話ではないだろうこれは。 少なくとも「日本」について話しているというのは、北から南まで…

怒りは相手にぶつからなきゃ意味がない

おいらの国はどこまでだべ?という素朴な疑問がある。バリバリの首都圏に生まれたくせに、岩手に移り住んで20年以上すると、例えば昨日の話のような歴史ものを眺める際、気付けば中央政府に相対する東北という構図を無意識に欲しがるようになる。東北を縦断…

石津の戦いの日

盛岡を治めた「南部家」は今で言うところの山梨県南部町の出。源平合戦における「甲斐源氏」の一派だったという。平泉攻めの勲功で奥州を手に入れ移住した、なんて話が流布しているがこれは誰にも信じられておらず、しかし鎌倉末期にはそれなりの南部勢が奥…

おらが手を出せる分野ではないが、書かせてもらう。

ヒロシマの語り部に「死に損ないのクソジジイ」と叫んだ修学旅行の中学生の話。歴史修正主義の「成果」とは思えなかったのは、その場合「死に損ないのクソジジイ」という台詞にはまずならないだろう、という読みがあったからだ。おいらの拙い読みは珍しく当…

これまでのあらすじ

なんだかんだでこのブログもぶつぶつといろんなことを書いて来た。今後は今まで書いたことの繰り返しになる局面も多くなるだろう。その前に一応、「このブログは何を言っているブログだったか」を大雑把にまとめて置く。 原発にまつわること。 脱原発と原発…

久々にギターを弾いている

友達とコピーバンドなぞやった後で、他人の弾いたソロをなぞることに窮屈するようになったギター小僧がまず覚えるのがペンタトニックスケール(ド、レ、ミ、ソ、ラ)。これを覚えると、周囲の演奏の邪魔をしない音使いが分かるようになる。ラジカセなんかで古…

やりがいのない仕事なら報酬にうるさくなるしかないのが労働者

勤め先のデイサービスには存外金持ちが多い。男女比率は圧倒的に女性が多いのだが、数少ない男性利用者の中に会社経営してました、なにかの役員してました、みたいな人がゴロゴロいたりする。 介護職というのは、それこそ下の世話までやるからなのか、妙に利…

自己責任ってやつ

松本大洋の「ピンポン」を今さら読み返して泣いた。「花男」「ZERO」と来ての、松本大洋スポーツものの総決算的な作品。間に「鉄コン筋クリート」が挟まっているが、あれはむしろ当時の彼としては異常な作品だった。連載中のあの頃は、自分にとって生涯最良…