2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

vsトンデモの日本史学

vsトンデモ、という観点で考えた時、今学者にとって共通認識となっている「日本の歴史」は有効か。 いや、有効ではないのではないか? という疑念が未だに拭えなかったりする。 安倍政権の指示により外務省が行った南京大虐殺についての研究が、今さらながら…

尽きぬ書店ネタ

今日になって知った。「永遠の0大ヒットのきっかけをつくったのは盛岡のさわや書店なんだって?」知り合いに聞かれてポカーン。 もう書店員ネタは封印のつもりだったが、これについてはちと書くことがある。ちなみにおいらがいたのはさわや書店ではない。盛岡市…

大学生の40%が「全く本を読まない」

このニュースにはいろいろな反応があったが、「普通に金がないんじゃねーの?」という意見が見られなかったのが結構ショックであった。 アパート一人暮らしで仕送り5万。当然バイトせずにはやってられない。まして色気づいたガキどもが人生で最も好き勝手で…

職場と政治

えートシこいた40男が高校出たばかりのニーチャンネーチャンと二年間。介護福祉士の専門学校での学業が今日全部済んだ。二年もあーいう連中とつるんでるともう気分は完全にガキになる。4月からちゃんと社会人に戻れるか、かなり心配である。言い方は悪いが、…

本を破く人へ。

アンネの日記ってのは言ってみれば文学作品で、かなりの推敲を重ねている。しかし文学作品を破くってのは一体どうなんだろう。歴史書ならともかく。 こないだの東京美術館や百田の件で書き足りなかったことなんだが、 「いいものはいい。いいものは主義主張…

こんな書店は潰れていい

慰安婦や南京なんかも含め、日本という国の中枢にいる人が歴史を無視しているからこそ、近年のヘイトが調子こいているというのは前提。なのであのバカな中枢の連中に歴史を教えてあげるのがヘイトを止める一番の方法なのは間違いないのだけれど、こっそり眺…

学者も大変だ。

今日昼間、語り出すと大爆発し、その名言の数々がいくつもTogetterにまとめられている屋代聡氏が「日本史をまともに知りたければこういう本を読め」みたいなツイートをしたためていた。どこぞの書店員あたりが「これならこういうのも」みたいな横槍を入れる…

ファシズムと愛国の間には昏くて深い河がある

Twitterを眺めていると、問題意識がフォローしている人と似通って来る。自分が政治と相対する「現場」を持っているならそうはならんのだろうけど、本屋の件はさっぱり進展しない。この似通り方はやや気持ち悪いものがあるのだが、とりあえず思ったことを述べ…

自称「保守」の方々へ。

自称「保守」、公称「ネトウヨ」のみなさんが目指すものは 「軍事的独立をもって国際社会に恥じぬ国」 だというのは分かる。あんたらがさんざん騒ぎ立てるまでもない。伝わってる。みんな知ってる。多分外国の多くの人も知ってる。そしてみんな、知ってる上…

政治への主張が創作動機となった作品ならちゃんとしてください

東京都美術館で行われた展覧会で、靖国批判の作品が撤去を求められたというニュース。このブログ的にはタイミングがいいというか悪いというか。 「問題の」作品は現代日本彫刻作家連盟の中垣克久代表の「時代(とき)の肖像―絶滅危惧種 idiot JAPO…

「永遠の0」を憎めないワケ。百田尚樹を許せないワケ。(3)

山梨在住だという方が天ぷら辞任のタグに怒っているツイートを見かけた。天ぷら辞任を掲げてた人はクレーマーとして役所の足を引っ張ってたわけではないし、現政府がいかに国民に対して冷たいか、ということを思い知らされている者がそれを指摘する格好の事…

人があれだけ死んでいるのに

メディアは結局、政府が動き出すのを待っていた、ということのようだ。政府より先に報道してしまえば政府の面目が潰れるから、という以外推測しようがないもの。あまりに遅すぎであることが明白であるのに、そうまでして政府の起動を待った彼らはもう、どう…

つらつらと。

百田の第三回を書きたいのだが、なんかいろいろあり過ぎて書けない。なので今日はつらつらと。 大雪。ありゃ東北人でもてこずる。 岩手県内陸のおらが町ではいつも程度にしか降らなかったので、湿雪で重かったことを除けば一月の雪の時の雪かきの方がしんど…

「永遠の0」を憎めないワケ。百田尚樹を許せないワケ。(2)

「永遠の0」を最初に読んだのは数年前。さらっと読み飛ばしただけだった。今になって作者の百田が日本を揺るがすお騒がせ男になり、永遠の0が右翼小説扱いされていると聞いたとき、最初「冗談でしょ?」となった。読み飛ばしただけにせよ、小説そのものの印…

「永遠の0」を憎めないワケ。百田尚樹を許せないワケ。(1)

Twitterで「永遠の0」についてやり合ってしまった。 これについては都知事選開始の頃数名の人から話を伺って以来、ずーっとまとめて書きたかったんだけど後回しにせざるを得ずにいた。単にまとめきれなかったからだ。いくつか論点がある。けどここで書かんで…

だからどうという話じゃないのだが

月曜日、「都知事選?ハア?なんすかそれ?」みたいな若いのに「バカヤロー!」と一発カマした後、宇都宮陣営の大健闘の話をしてしまっていた。テメエがナニしたわけでもないのに、なんだか得意げな気分になってしまう自分が非常にみっともないのだが、最終…

都知事選挙終了。一番腹が立ったのは

田母神。「原発で死んだ人はいません」 みんな笑ってたけどね。一本化よりもノーサイドよりも、俺が何より腹立ったのはこの一言だった。 最初の演説の時は「まーしょうがねーか」くらいだった。安倍おともだち周辺の情報の偏りが異常であることくらい、誰で…

宇都宮けんじと若者たちに期待する。

最初はね、思ってたんですわ。宇都宮けんじ大島で話をきいてきました宇都宮けんじ看護士の問題を聞いています宇都宮けんじ殺処分されるペットの問題に取り組みます。結局あんたなにがしたいんだ?って。 もちろん、そういう風に儚い民意ってやつを掬い上げて…

溝は深まるばかりです。

前回前々回の記事を書く時点でためらいはあったのだ。あれは要するに脱原発陣営を完全に二つに割る言説だったから。 まあ、俺なんかがためらうまでもなく、細川陣営の貧困に対する呑気さの理由は「あいつら金持ちじゃん」に尽きることをみなが気付いてしまっ…