「国を守る」というきれいごと。

集団的自衛権について消化し損ねている。少なくとも「オレが生きてる間に歴史に残るような大事件が起きて欲しいなあ」みたいな中二や「他国が戦ってるのに自分らだけ高見の見物って許されるの?」みたいなネトウヨ(じゃなくて安倍信者)を説き伏せるだけのイメージを持てずにいる。
が、いつまでもモゴモゴしてる間に閣議決定とかになったらイヤなので、今これだけは言えるだろ?ということだけまとめて置く。自分の精神衛生のために(笑)
これまでの原則だった「専守防衛」は明確なルールだった。自国に攻め込んで来る国を敵をみなす。しかして「集団的自衛権」、特に安倍が主張しているようなことだと何を以て「敵」とするかが明確にならない。「それは総理が決める」ではギャグにもならない。今の中東、西アジア他の状況を見て「あれは倒すべき敵だ」と国民みなが納得できるような国なんてありゃしない。
じゃあ何のために戦うのか。という話にならんの?ネトウヨだいすきな「アジアの解放」やら「資源の確保」みたいな大義名分すらない戦争に駆り出されるのは明確なのに?
「同盟国が攻められたらその防衛に」というならまだ分からんでもない。分からんでもないが現実的ではない。防衛つーても結局攻めるのが我らが親玉アメリカですから。同盟国の安全のためと言うならまず戦争を避けるための最大限の努力が先なのだが、今の日本はわざわざ火種をつくって親玉アメリカにたしなめられている状況。どう考えても筋が通っていない。
あと、戦争は国のごく一部のカネモチだけを肥えさせるという事実を考えずにいられない。あれほど偽悪的できれいごとを嫌うネトウヨ、じゃなくて安倍信者が、そこを注視せず「おくにのために」を連発してるのは明らかにおかしい。それこそ最大の「きれいごと」でしょうに。
まあ、この程度では連中は黙らないんだろうけど。つーか「自分は戦争でいいおもいできるごく一部なんだ」と根拠なく信じされられている連中が哀れだわ。今日も「一流のビジネスマン」とやらの話をTwitterで聞かされ、苦笑しか出なかった。