政治家に知って欲しい「政治とは」というはなし

なんて言うんだろうな。宮城や栃木の最終処分場候補地の言い分と、福島の人の言い分と、国の言い分の三つ巴を見ていると、なんとも表現しがたいもどかしさを感じる。大間と函館の争いもだけど。
現実問題放射性廃棄物はどっかのバカ企業のせいでどんどん生成されている。それをどこかで処分しないと福島という地域は「終わる」。
けど宮城にしても栃木にしてもできる限り放射能のイメージから切り離して行かないと農業従事者の割合が非常に多い県だけに命取りになる。
それぞれの立場におけるそれぞれの正論というのがそれぞれにある。けどそれぞれが協力し合って解決しなければならない課題がある。
こういうとき、ある特定の立場にのみすり寄った解決法を提示するのはナントカ論者だけで十分。けどそれぞれの立場を尊重して落としどころをみつける以外に三者が納得する解決なんて有り得ない。でしょ?
そういう風に話を持って行くべき立場の人が日本にはたくさんいて、高い給料もらってんでしょ?そう。それが政治家というものなの。分かってますか?えらいひとたち。
やつらが「オレはこう思う」をごり押ししてる時点でおかしいんだって。本来なら一番私情を捨てなきゃいけないのが彼らなんだって。一体なにをやっているのか、あいつらは。
もういいかげん頭に来てるんでおいらが勝手に解決法を提案します。
最終処分場は農業従事者の割合の最も少ない地域につくりましょう。つまり東京に。
最終処分に当たって危惧されることへの対策を、考え得る限り最もクリーンな方法で提示しましょう。「それならば許せる」と、都民が納得できるくらい。
その役目は東京電力が担いましょう。「国民の理解を得る」ということの大変さを彼らに実感していただき、「原発はコストが安い」などと言うたわごとを捨て去ってもらいましょう。自分が痛い目に遭わなきゃわからない連中だということはこの三年間で証明されてますから三つ巴の中で納得しないのは国の、原発村の面々くらい。そんなんで国家数千年の課題が解決するんだから安いもんだとみなも納得するはず。
そうやって、みなを納得させて行くための活動が政治なんだよ。ナントカ論が正しいかどうかなんてのはその活動の一部にしか過ぎないの。
分かりなさい。