激おこぷんぷん丸、でしたっけ?

なにやらあちこちで岩手の震災がれきが問題視されているらしい。問題視されることにツッコミを入れる気はさらさらなくて、未だよくわからない放射能の人体への害には、十分すぎるほどの備えをしたくなるのが人の道だと岩手県に住み、農家の実家を持つ友人から散々愚痴を聞かされているオレだって思う。
しかし忘れちゃいないだろうな?盛岡から福島第一までの距離と、東京から福島第一までの距離を比べれば、明らかに東京の方が近いんだってことを。311前後は特に北東北ではまだ北西からの季節風吹き荒れる寒い季節だったってことを。
岩手がダメならそれすなわち、東京はもっとダメってことになるんだよ?
政府やお役所のデータの信憑性を疑われる情報が次々に入って来る中、非「日本の公務員」によるデータがあちこちで公開されているが、大体東京近くと仙台周辺だけは安全ってことになってることが多い。特に仙台。北方の栗駒周辺、その北に位置する岩手の一ノ関では高濃度の放射能が検出されているのに、仙台のあたりだけがスプーンで切り取ったように「安全」となっている。東京も微妙な位置どりだが、首都圏は安全です、とでもいいたげなデータを「民間ですら」出している。普通に考えれば誰だって「ありえない」と思うはずなのに。で、作物だけは「東北は避けなきゃ」
みんな、どこかで正気を失い始めているという自覚ある?普段あれだけ明晰だった人が、心のどこかに「認めたくない事実」を封じ込めるようになった。分かっている。みんな被害者だ。そんなみなを責める気なんてさらさらない。
ただそれでもオレは言うよ。最近このブログを積極的に読んでくれてた人が離れつつあることは感じている。それでも言うよ。もっと本気で、怒って欲しいから。
いい加減、腹くくってみないか?被害を「フクシマ」という歴史用語に押し込めて安心しようとする心の動きに自分で反吐が出るときがないか?首都圏に住む母ですら「だってもう、仕方がないから」とか言い出した。この時代に対しての諦めはもう仕方ないのかもしれない。
けど、これ以上の被害を止めるために、もっと怒ろうよ。